白山周辺(石川) 笠山(865.5m) 2024年4月30日(火)  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:22 登山口−−6:30 尾根に乗る(標高300m)−−6:43 林道(標高380m)−−6:49 林道を離れる(標高410m)−−7:03 544m峰−−7:14 林道(標高600m)−−7:32 750m肩−−8:00 白山展望台−−8:05 笠山 8:15−−8:20 白山展望台−−8:40 750m肩−−8:49 林道(標高600m)−−8:59 544m峰−−9:05 林道(標高410m)−−9:11 林道を離れる(標高380m)−−9:19 尾根を離れる(標高300m)−−9:22 登山口

場所石川県白山市
年月日2024年4月30日(火) 日帰り
天候曇後一時晴後雨
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場林道入口路側に駐車余地あり
登山道の有無あり。ただし登山口やその直後の杉植林斜面は道が薄く分かりにくい(目印多数あり)
籔の有無登山道に潅木や笹がはみ出す区間あり
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント当初は火燈山に登る予定が登山道が見当たらず藪だったために断念して笠山に転進。南東側を通る林道は入口で車止めがあり立入禁止のため、林道の少し北側にある登山口から往復。予報では今日は雨のはずだがいい方に外れて出発時は曇りでその後晴れ間も出たが、下山中に雨が降ってきた。登山道はそれなりにしっかりしているものの笹や潅木の枝が被る区間もあり、雨の日に登る山ではない。山頂はなだらかで広く、真の最高点がどこなのか不明




国道路側に駐車 駐車余地の反対側が登山口
笠山登山口 最初は植林帯。道は薄いが目印多数
ウマノアシガタ ヒメシャガ
地形図に出ている神社に繋がる道は無い 標高310mで尾根に乗る
ツクバネウツギの花 ツクバネウツギの株
標高360m付近で傾斜が緩み高原状に変わる 標高370m付近。草原。放牧地か畑だったような
標高370m付近の送電鉄塔 標高370m付近の罠の檻
ムラサキサギゴケ ツボスミレ
おそらくキジムシロ 一時的に天候が回復してきた
標高380mで林道に乗る オオカメノキ
ミヤマキケマン 標高3400で林道を離れる
林道から尾根に乗るには土の法面を登る 尾根の最初は痩せ尾根
標高460m付近 標高500m付近
544m峰で廃林道に乗る チゴユリ
標高570m付近。灌木が覆い始めている 標高600m付近で再び林道が登場
林道を僅かに歩いて再び尾根に乗る 尾根に乗ってすぐ植林に入る
標高680m付近 キランソウ
ユキザサ ウワミズザクラ。これでも桜の仲間とのこと
750m峰の分岐。ここで左に曲がる 750m峰の分岐標識。左が笠山
サイズはツボスミレと同等だが色が違う。ノジスミレ? 株全体。無茎のように見える
ツツジ カタクリの種
場所によってはカタクリの花もまだ残っていた 標高780m付近
標高820m付近 850m峰
タムシバ ミヤマシキミ。どうやら雄株らしい
山頂部南端の870mか865m峰の標識 白山方面が開けているが雲の中
白山展望台から見た高倉山 笠山山頂へ向かう
笠山山頂部は平坦 笠山山頂
標高600mの林道 544m峰
標高410mの林道 ムラサキケマンかな?
ウマノアシガタ 標高380mで林道を離れて西へ
標高310mで尾根を離れて南へ下る 標高310mの標識
植林帯の急斜面を下る 登山口到着
駐車余地到着


 大型連休4日目は雨の予報。前日の夜から雨が降り始めたが日付を越えた辺りで雨が止んで明け方も止んだまま。しかしこの後に雨が降らない保障はないので藪がある山は避けたいところ。しかも雨が降っても登る気力が残るくらいの軽い山がいい。

 そこで国道360号線三坂トンネル付近の火燈山を選択。事前調査ではトンネル西口から夏道があるはずだったが、現場を確認したら濃い藪に覆われていて雨で濡れた状態で突っ込むのはまっぴらごめんだ。そこで次の候補として笠山をチョイスした。距離は少し長いが夏道があり、いざとなったら林道も使える。標高差は約600mである。なお、笠山南側を通る林道は入口で車止めがあるのを確認済みだ。

 国道157号線を南下し林道入口の少し北側の登山口に到着。意外にも標識があったが登山口付近の道は草に覆われて道があるのか怪しいくらい。少し迷いはあったがこの頃は天気は曇りでも空がかなり明るめで、雨が降る気配は全く感じられなかったため出発することにした。でも雨具の準備は怠らない。日差しが無くても気温はかなり高めで半袖半ズボンでも寒くはなかった。今回は道が怪しいので足元が草木で濡れてもいいように長靴である。足を保護するためにロングスパッツを装着した。

 駐車箇所は登山口とは道路の反対側の少し南側。すぐ下に公園のような広場がありそこに繋がる車道入口である。ここは車止めされていて車では入れない。この路肩はかなり広いので駐車しても車道はもちろん歩道にも邪魔にはならない。

 草が生えて道が判別できないような登山口だが案内標識は出ている。そのすぐ上は杉の植林帯で、当然ながらここは下草が皆無でどこでも歩ける植生だが、かえってルートが分かりにくい。しかし植林の中には多数の目印が付けられていて道が薄くとも迷う心配はない。最初からかなりの急登で、傾斜が緩んで小尾根に乗ると尾根の下部には建物が見える。地形図に出ている神社だろう。すぐ近くだが登山道と神社を繋ぐ道は存在していないようだ。植林帯では藪は無いので足に巻いたロングスパッツを脱いだ。

 尾根に乗ると反対側へ下る太い道があるがこれは登山道ではなく、右に分岐する道が正解。最初は尾根の北側に道が付いていて尾根に乗らないのか?と思ったら短くジグザグってすぐに尾根に乗った。これ以降はずっと尾根直上のルートなので、登り方向では迷いやすい箇所はない。

 尾根に乗るとこれまでとは違って道は明瞭化して登山道らしくなった。少し傾斜が急な箇所にはまだ色がはっきりしたトラロープがあり、今でもここを歩く人がそこそこいるようだ。この頃になると西の空には雲の切れ間から青空が見えるようになった。まさか雨の予報から晴れ間が見えるとはびっくり。でも晴れると暑くなるので、雨はイヤだが曇りくらいがちょうどいい。

 標高360m付近で傾斜が緩むと樹林が切れて広い原っぱに変わる。目の前の道は何と舗装道路だが草に埋もれかけている。すぐ近くには送電鉄塔が立っている。樹林が開けた平坦地は今は草に埋もれているが、以前は畑として開かれたようだ。一直線に延びる舗装道路はこれまた舗装された林道に合流する。この林道が地形図に出ているもので、笠山東側でトンネルで北側に抜けられるようになっている。この林道を歩いてもいいのだが、途中で大きくジグザグって余分な距離を歩かされるので尾根を直登する登山道の方が効率的である。

 一時的に林道を歩いて林道が尾根の右側から左側に移る箇所に標識があり、林道から離れて尾根上の登山道に乗り移る。ここは林道造成で法面化しているので取り付きは少々急でトラロープが下がっていた。その先は短いながらもナイフリッジのような痩せた尾根で、これも林道造成の影響だろうか。でもすぐに元の太さの尾根に復帰して明瞭な登山道を上がっていく。

 標高544mで傾斜が緩やかな広く明瞭な尾根に乗ると尾根上に廃林道が登場し、次に林道が現れるまでは廃林道歩き。場所によっては低い潅木が繁茂して足元を濡らす。しかし基本的には植林帯なので植生は濃くはない。この頃が最も天気が良くなって頭上は青空が広がり日差しが強く、帰りにこの天気だと暑くなっているだろうなぁと憂鬱になる。ここは南向きの尾根なのでこれから暑くなって当然だ。

 標高600mで再び林道に遭遇するがここはちょっとだけしか歩かず、すぐに右手の尾根の登山道に入る。なおも明瞭な尾根と登山道を上がっていく。標高700m付近で笹が登場するが、登山道のおかげで藪漕ぎ状態ではない。ただし刈り払いは完璧ではないので足に触れる笹があり、今は濡れているのでストックで避けながら進んでいく。

 標高753m峰で太い尾根に合流。ここには標識が出ていて左は「笠山」、右は「ハチブセ山」、登ってきた方向は「佐良」であった。ちなみに笠山から松尾山まで尾根通しに道が通っている。

 ここから710m鞍部までは道は明瞭だがやや笹が多い。鞍部から登り返しにかかると笹が消えてすっきりとしたブナの明るい尾根だ。道端には花が終わって種ができたカタクリが多くあったが、その先ではまだ花を付けたカタクリの群落があった。おそらく遅くまで雪が残っていたのだろう。この付近で見られたスミレはサイズ的にはツボスミレと同程度で小さな花だったが色が白ではなく濃い紫であった。初めて見る種類で帰宅後にネットで調べてみたが、残念ながら明確には判別できなかった。ノジスミレ辺りが怪しいが・・・・

 緩やかに登っていき、左手の樹林が切れた場所に「白山展望台」の看板が出ていた。残念ながら今日は雲が出ていて白山は雲の中で見えなかった。ここが山頂かと思ったが山頂標識も三角点も無く、登山道はまだ先に続いていた。なお、この付近から尾根幅が急激に広がって台地状に変わり、ブナ等の樹林が生えていることもありどこが最高点なのか全く分からなくなった。地形図によると三角点は最高点らしき等高線の中央部より北西側にずれた低い位置にあるようだ。

 展望台から小鞍部に下って僅かに登り返す。少し前ならこのくらい平坦で広い場所なら雪が残っていただろうが、今は雪は全く残っていない。平坦な樹林帯を登山道に従って進むと開けた場所に到着。ここが三角点のある場所で笠山山頂標識が設置されていた。国体を記念して設置された標識らしいが、「国体史にに残る特区ゴール観戦地」の意味は不明である。山頂部は平坦で周囲は樹林に囲まれているので展望は全く無かった。

 今日は大型連休4日目で山も4日連続で体力を使っているはずだが、今日は重い長靴でも調子がよく、ここまでほとんど疲労を感じなかった。通常ならこのまま休憩せずに下山を開始するのだが、今日は朝飯を軽くしか食っていなくて腹が減ったので山頂でパンを齧った。休んでいると虫がまとわり付いてきて、そろそろ虫除けが必要だ。

 帰りは往路を戻る。このまま雨が降らないと思ったら標高700m付近の杉植林帯を下っていると雨粒を感じて雨が降り出したことが分かったが、植林帯ではほとんどの雨粒が樹林にブロックされるので雨具は不要である。雨は一時的に止んだが、林道を横断して廃林道を歩いているときに一時的に雨が強まったために雨具の上着をヤッケのように引っ掛けて雨避けにする。幸い、風はほとんど無いので上半身だけ防御すれば下半身が濡れる心配はない。足元は長靴なので雨でも大丈夫。その後は雨は小降りとなりカッパが無くても濡れない程度の降り方となってくれた。

 再び林道に乗って送電鉄塔付近の開けた草原を通過。ここには餌が撒かれた檻が2箇所設置されていた。大きさからして熊用だろうか? 今日も熊避けの鈴は鳴らして歩いている。下りだと元気良く鳴るが登りだとあまり鳴らないのが難点だ。

 再び樹林帯に入って尾根を下り、標高310mで尾根を離れて急な南斜面を下って登山口の国道脇へ。まだ雨具が不要な小雨が降っているが、おかげで気温があまり上がらずに大汗をかかされることがなくて助かった。それでも雲を通して僅かに太陽の熱が伝わることがあり、車の中で着替えていると暑くなった。小雨が降っているのにこの状況で、雲の厚さは一様ではないらしい。この日は午後もこんな天気が続き、車の中で記録を付けていても暑くなくて大助かりだった。

 

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